【前回の試合】
短期茶番 その29【勝利とは、手数とは限らない。(タッグバトル大会編)】 - yumemi902’s blog
【前回のあらすじ】
ジェイソン「じゃ、次行こうか」
イヴ「そうだね、次のチームは」
第2戦目
14組目 ロロナ&ステルク
vs
3組目 メイア&大空太陽
紫「錬金術士と騎士ね、後は・・・」
ウォル「メイアだと!?」
エコー『ちょっとちょっと!碧の魔女参戦してるなんて聞いてないわよー!』
紫「知り合いなのね?」
ウォル「まあ、そうだな・・・」
イヴ「それで、隣の人は…」
ジェイソン「えーと、別世界の住人の人だったかな?」
紫「ええ、その認識で間違いないわ」
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【控室1】
ロロナ「大会かぁー…なんだか、ステルクさんと戦ったことを思いだしますね」
ステルク「そ、そうだな。だか、ロロナ…あまりその話は……」
ロロナ「え、あ!ご、ごめんなさい!」
ステルク「別に謝らなくてくてもいい…」
【控室2】
メイア「あら、貴方も異端者だったのね」
太陽「妙に魔女と縁があるな」
メイア「それもまた、一興よ?」
太陽「(なんだか、信用できないな…)」
【実況解説席】
ジェイソン「了解。それじゃあ、第2戦目」
イヴ「試合開始ー!」
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(*戦闘曲)
メイア「それじゃ、行くわ」
太陽「俺は適当にやるからな」
メイア「分かってるもの、だからこそ火属性宜しくね」
太陽「・・・分かった」
ロロナ「す、ステルクさん頑張りましょうー!」
ステルク「君こそ、気をつけてくれ(あの剣士と魔女、立ち振舞だけでも恐らく強い…!)」
メイア「場を掻き乱させてもらわ」
〘ブルーヴァルナ〙
そう言うと地面から魔法陣が5個現れ始める
ロロナ「うわわわわ!?」
ステルク「そこ、避ける!」
ロロナ「は、はいー!」
避けた瞬間に魔法が発動し水のドリルの柱が聳え立つ
ロロナ「水…?それなら、溶けないんレヘルンでえーい!」
一気に凍っていく
メイア「あら戦闘慣れしてない子を連れてきては駄目じゃない」
太陽「気をつけておけそいつも手練だぞ」
メイア「それもそうね」
ステルク「(情報戦は有利かと思っていたが…なんだこの二人・・・全く物怖じしないしないな)」
ロロナ「(なんだか、悪口言われてる予感?)」
ステルク「ロロナ、君の錬金術が勝利らしい…なるべく強力なアイテムの取り扱いを気をつけたほうが良いかもしれない」
ロロナ「なんだか、重要な役割のような…でも私、頑張ります!」
太陽「そう言えばメイアって何の魔法使いなんだ?」
メイア「あら私の事気になるのね。いいわ教えてあける…現在は水風土 裏に水光闇の3つの属性があるわ」
太陽「見事に火属性が無いな」
メイア「偶然よ、他のがサポート寄りだったもの」
太陽「なるほどなー・・・」
ステルク「さて、再開しよう」
ロロナ「もはや既にグダグダオーラ…!」
太陽「なんだ、いつものことじゃないか」
メイア「会話もまだいいと思うのだけれどね?」
メイア「ターコイズセレネ!」
ロロナ「永転地球儀!」
メイア「あら、瞬間的に防いだ」
太陽「本当無駄な尺稼ぎ好きだな、はぁっ!」
ステルク「ぐっ!だからっていきなり来るんじゃない」
一気に近づき剣を叩きつけるも急いで受け身を取る
太陽「悪い、俺はタイマン派なんだ」
ステルク「なら丁度いい、異世界の剣術見せてもらおうか!」
太陽「分かった、ならお望み通りにしてやろう」
ロロナ「なんだか出番ない感じがしますね…防がなきゃいけないからアイテム投げちゃいましたけど」
メイア「それなら見守っていきましょうか」
ロロナ「え、いいんですか?」
メイア「別にいいんじゃないかしら」
説明しよう!
スケさんが持つスキル〘内なる炎〙は常時 自分より強い敵やボス敵との戦闘で能力が上昇するだ!
はっきり言うとめちゃくちゃ頼りになる(しお世話になるかもしれない)キャラなのだ!
ステルク「では、行かせてもらうぞ!」
太陽「来い、全部燃やし尽くしてやる」
ステルク「この剣、見切れるか?」
太陽「そいっ」
ステルク「な、足元を狙っただと!?」
太陽「このまま、地面に叩きつける!」
ステルク「しまっ…」
《ドゴォォォォーーン》
【クロスライド】を放つも横に薙ぎ払いをする隙間を突きスライディングをくらってしまい体制を崩したその瞬間大きく地面に叩きつける
ロロナ「あわわわわわわ………ステルクさん!大丈夫ですか!?」
ステルク「な、なんとかな…!」
ロロナ「よ、よかったぁ…」
太陽「・・・(あの一瞬とも呼べる時間の間…素早く受け身を取れるのか…)」
ステルク「・・・(足が早いな、しかも私の技を一瞬で見切られた…もし判断が遅れていたら直撃していただろう…)」
太陽「こうなれば!」
ステルク「突っ込んでくるか!なら、くらうがいい!」
太陽「無駄だ!」
ステルク「なに!?飛んだと!?」
太陽「案外、簡単に突っ込んでくるんだな」
ステルク「くっ!」
太陽「貰った!」
ステルク「まだだ!」
太陽「なに!?」
ステルク「背中を狙うとは卑怯だな!」
太陽「なっ!うわぁっ!(瞬間的に弾いてくる…反応が速いのか)」
一気に走って突っ込んで【エーデルストライク】をジャンプでかわし一回転したその後に背後から剣を振り降ろすも圧倒的な反応速度で大きく弾き飛ばす
太陽「お前、何処の剣士だよ」
ステルク「剣士ではない、"アーランドの"騎士"だぅ!」
太陽「は?騎士だと?」
ステルク「む?当たり前だが?」
太陽「あー、道理で硬っ苦しいわけだな」
ステルク「馬鹿にすると今に痛い目に遭うぞ」
太陽「たくっ、バカにしてねーよ。だが騎士ってやつはどいつもこいつも気に食わないと思っているだけだ」
ステルク「そうか、ならお前のその心を変えてやろう!」
太陽「やれるもんならやってみろよ!」
ステルク「剣の錆となれ!」
太陽「使い回しか?いやこれはっ!」
【マキシムストライク】の範囲を炎で補って相殺する
太陽「(やっぱ、決着は早めに、次の技で決めなきゃいけないだとするなら)」
ステルク「(早期決着はヤツも考えているはずならば)」
太陽「ココで決める!」
ステルク「これが俺が撃てる最大の大技だ!」
太陽「炎天!」
ステルク「ブレイブサンダー!」
観客 実況解説 参加者 の目には見えぬ両者の激しい斬り合いが勃発し火花のかわりに炎と雷が飛び散っていく
太陽「はあっーーーーーーー!」
ステルク「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」
メイア「・・・!」
メイア「伏せなさい!」
ロロナ「は、はい!」
やがて、爆風が晴れて・・・
太陽「くっそ!まだまだ………俺って未熟だな…」
ステルク「お前にその気があるなら……まだ上は行けるはずだ……」
太陽「その言葉・・・忘れないでおく・・・くっ…」
ステルク「そ・・・そうか・・・」
太陽「あー後、気に食わないって言ったが………あんたは別だ」
両者同時に倒れた────────
メイア「あ、終わったのね」
ロロナ「ステルクさーーーーーん!し、死なないで!」
ステルク「死んではいないぞ………」
太陽「ZZZZzzzzzz…………」
メイア「それでどうするの?」
ジェイソン『えーと、審判の判定により戦いは終わらないそうです…すみません、止められなくて・・・』
ロロナ「ええ!?」
メイア「恨みは無い けど、負けられないだけ」
ロロナ「そ、そんな!」
メイア「それで、やるの?やらないの?」
ロロナ「うぅ……。正直戦いは嫌いですが、お願いを叶えてもらう為になによりステルクさんの想いを乗せてあなたに勝ちます!」
?
メイア「そうこなくっちゃね、それじゃジョブチェンジ」
メイア「なら、これならどう?」
ロロナ「姿がまた変わった!」
メイア「くらいなさい」
〘ブルームーン〙
ロロナ「あれ、これって水の攻撃?なら、恒久ドナーストーンを投げるよ!」
メイア「魔法がかき消される?」
メイア「偽りの世界を照らして」
〘ブライトヴァルナ〙
ロロナ「それなら浄化の炉!」
メイア「全てを掻き消した!?」
ロロナ「無限メテオール!いっけーー!」
メイア「全てを破壊が抱きしめる…」
〘フィアット・ルクス〙
ロロナ「!」
メイア「!?」
《キラリッ………ピキッドカアァァァァァァァァァン》
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【実況解説席】
ジェイソン「え、この勝負どっちが勝ったんですか!?」
イヴ「待って、今ムービーを出すから!」
紫「な、なんか、雑すぎるわ!」
作者「攻撃ロルと眠気のげ、限界突破が近い・・・!」
紫「限界超えなさいよ!」
イヴ「映像映すよ!」
ジェネシス「ああ!」
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メイア「・・・そん・・・なっ」
ロロナ「ヒンメルシュテルン…ま、間に合った…!」
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ジェイソン「決まりだな!」
イヴ「そうだね…!」
メイア「今回は負けたわ」
ウォル「あの時なにがあったんだ?」
メイア「あの子、私の必殺技を耐えていたのよ」
エコー『なるほどね、それであの瞬間やられちゃったと』
ネス「いやー、凄い戦いばっかりだね」
紫「大抵がむちゃくちゃだけどね・・・」
太陽「負けてしまったが、悔しくはないな」
メイア「でしょうね、貴方と戦えて良かったわ」
太陽「ああ、こちらこそアンタと戦えてよかった」
次回に続く