マリオ「夢美の料理は完璧過ぎて美味しい・・・が、美味しくない」
完璧で美味しいが美味しくないと言われ思わず《ドンッ!!》と机を叩く その振動で食器の音が鳴る
夢美「ふぉあぁぁぁぁ!!"また"ですか!」
マリオ「あぁ…"また"だよ」
夢美「何故です!」
マリオ「だって、完璧じゃんか」
夢美「そーです!」
マリオ「美味しいが美味しくないんだよな」
夢美「なーんーでー!?」
マリオ「じゃあ、食べてみなよ」
夢美「分かりました」
《・・・ ・・・ ・・・》
マリオ「どうだ?」
夢美「うーん、確かに…美味しいけど美味しくない」
マリオ「だろ?今まで何故食べなかったんだよ」
夢美「食べる機会無かったからね」
マリオ「不思議な機会だな」
夢美「薬漬けだったから」
マリオ「え」
夢美「え」
マリオ「ちゃんと飯食えよ」
夢美「あくまで戦闘中の時ね」
マリオ「だ、だよな〜!しかしどうしたら戦闘中で薬漬けになるんだよ」
夢美「悪魔の薬に天使の薬…攻撃力アップと防御力でしょ、クリティカル上がるヤツにエリクシールに…」
マリオ「もうヤバい、エリクシール以外胡散臭さがマッハ」
夢美「ってー!私の薬漬けよりも料理の話してよー!」
マリオ「いやぁ…相方の衝撃的な事実を知ったから心配になってな」
夢美「マリオさん・・・!」
マリオ「でもな、ちゃんと食べろよ?」
夢美「へーい」
マリオ「返事不穏だな…」
「・・・一体、どういった話なのよ」
マリオ「霊夢か、丁度いい こいつの料理どう思う?」
霊夢「タダ飯ならなんでもいいわ、出しな」
夢美「おーせのままにー!」
《・・・ ・・・ ・・・》
霊夢「美味しくない」
マリオ「だよな!」
夢美「やっぱりか〜」
霊夢「味はいいのよ」
マリオ「はい、そこまで 無限ループするから」
夢美「無限ループって怖くない?」
霊夢「なんていうか、人に出さなくていいタイプの料理ね」
マリオ「個人でよかったな、隠し味とかあるのか?」
夢美「うん、毎回入れてるよ」
マリオ「なるほどな〜…それでも美味しいけど美味しくないを貫けるのはスゲーわ…」
霊夢「そうねー、てか貴方って誰かのためにとか作らなさそうよね」
マリオ「なるほど…それが足りないわけか」
夢美「!よし、ちょっとやってくる!!!!」
2人「?」
てくてくてくてく・・・
夢美「リベンジだ!」
2人「いただきまーす(いただくわ)」
マリオ「お?美味しいな」
霊夢「む、やるじゃない。でもどうやって?」
夢美「2人の言葉にヒントを貰って作ってみました」
夢美「異端者もやればできるじゃない」
マリオ「おめでとう、また1つ乗り越えたな」
夢美「…………ありがとう………ございます!」